VIカードゲーム

~VIカードゲームは小学校の先生が作った手作りカードゲーム~

 「VIカードゲーム」は手描き&手作りのトレーディングカードゲームです。子どものころに人気だったポケモンカードや遊戯王カードは、残念ながら(当然ですが)学校に持っていくことはできませんでした。そんな時に「画用紙を使て、手描きのカードゲームを作れば学校にも持っていけるんじゃないか!?」と考えたのがきっかけです。きっと、全国には僕と同じように考えて手作りカードゲームを作った人が多かったと思います。現在、小学校の先生をしながら、子どもたちと一緒に手描き&手作りのカードゲームで休み時間に遊んでいます。


 幼少期のうちに、決められたルールを守って遊ぶことはとても大切です。学校生活では、上手くいかない時にルールを破ってしまう子や、自分の好きなことやわがままが通ることしかやりたくないという子が増えているそうです。ルールを守って遊ぶことができるようになると、「辛抱強くなる」「相手の気持ちを考える」経験ができて、学校生活や社会生活でもルールやマナーを守れるようになります。


 カードゲームの中には「ルールを守る」以外にもたくさんの学びがあります。「計算をする」「漢字を読む」「文章の意味を理解する」「対戦相手と会話をする」など、遊びの中で様々な「学び」を経験します。また、たくさんあるカードから山札を作る中で、「どうすれば勝てるのか」と、頭を使って考えることを繰り返します。外でひたすら体を動かすことも大切ですが、頭を使いながら、実際にある物(カード)を触って、友だちと顔を合わせてコミュニケーションをとりながら遊ぶことも大切です。


 子どもたちの中には、先生手描きのオリジナルカードを実際に見たことで「自分も手描きで作ってみたい!」と言う子もたくさんいます。これをきっかけに、遊びを通して「自分で新しいものを生み出す」「0から創造して1を作り出す」「1を10にする」「優れたものの真似をする」「現存のアイディアを組み合わせる」という学びにつなげてくれることを願っています。レゴや秘密基地づくりのような「五感を使う」「ルールを守る」「自分で作り出す」「アイディアを組み合わせる」「友達と協力する」経験はとても大切だと言われています。


 VIカードは、2人以上で遊ぶことができます。対戦をしたり、レアカードを集めたり、交換をしたり、様々な遊び方も可能です。


 この手作りカードは、全て手描き(ボールペンと水彩色鉛筆で描く)をしたものを家庭用印刷機(インクジェットプリンター)でかたい紙(厚めのケント紙)に印刷してハサミで切り取り、ボールペンと色鉛筆で裏面を描いて完成させたものです。作成したい方は、ぜひ一度自分でも作ってみてください。

 

 ※VIカードゲームの名前ですが、このゲームはサイコロを使うので、数字の「6」をモチーフに名前を考えられないかと思い、適当に思いついたローマ数字の「6=Ⅵ」にしました(笑)


 ※カードの販売はしておりません。